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2009/11/30 (Mon) 解説をしてみた

それでは無粋ながら、解説を書いてみるかと思い立った柿柳です、こんばんは。

(1)「立ち上がれ、ガンダム」・・主題歌の2番冒頭である。

(2)マニュアル・・第1話でアムロがマニュアルを見ながら、ガンダムを操作した。なお設計者たる父は冒頭の闘いで無酸素症から気が触れてしまい、後に再会したアムロに「父と子」の断絶を感じさせてしまう。ツルゲーネフ的な展開を暗示する。

(3)3倍のシャア・・連邦軍アムロと戦っているのが、ジオン公国の突撃隊・シャア。実は偉い人という伏線もある。3倍のシャアとは、シャア専用のモビルスーツ(戦闘服)が通常の3倍で動けることを示す。赤い彗星と呼ばれる所以。

(4)そんな暗い顔・・アムロはいつもいじけている。いじけキャラという日本の若者を先取りした先駆性。

(5)宇宙・・第41話「光る宇宙」より。アムロとララアの出会い。ちなみにララアとはシャアの若い愛人のこと。

(6)ニュータイプ・・もっとも定義しにくい用語。重力から解き離れた人間が、今まで以上に人と人との精神の交換が可能になることに敏感な人々。ララアの台詞「ああ、時が見える」。哲学の用語で言えば、直覚主義。

(7)大団円・・あまり関係ないが、「未来少年コナン」の最終回のタイトル。

(8)ちなみに脚注による強引な解釈というのは、学問の世界における常套手段。ということを暗黙裏に揶揄する高等テクニック。

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2009/11/29 (Sun) 詩心に目覚める

突然、詩心に目覚めた柿柳です、こんばんは。

Up! up! my Friend, and quit your book.
Or surely you'll grow double:
Up! up! my Friend, and you clear your look.
Why all this toil and trouble?

Books! 'tis a dull and endless strife:
Come, hear the woodland linnet,
How sweet his music! on my life,
There's more of wisdom in it.

Enough of Science and of Art:
Close up those barren leaves,
Come forth, and bring with you a heart
That watches and receives.

では拙訳を。

立ち上がれ、ガンダム! マニュアル(1)を捨てよ!
さもなくば、3倍(2)のシャア(3)が来るぞ!
目を覚ませ、アムロ! そんな暗い顔をするな!
なんでそんなにマニュアルばかり見ているんだ!

マニュアル! なんて退屈で果てしない競争(4)なんだ!
アムロよ、宇宙に出て、ララアの声を聞こう(5)!
彼女(6)の声はなんて甘美なんだ、人生を賭けてもいい(7)!
マニュアルよりも永遠の真実がある!

科学技術も人の心もうんざりだ!
とにかくマニュアルは閉じろ(8)!
宇宙に出て、ニュータイプとして心に感じろ(9)!
ララアは君を見て、そして受け止めてくれる(10)。

この詩をシュウロンでひいひい言っている、すべての雪見大福さんに捧げる。


(1)狂人になってしまった父の作ったマニュアルを想起させる。
(2)doubleに育つ、ということだから、元の分を合わせて3倍になる。
(3)surelyとシャアを掛けている。
(4)ジオンとの果てしない闘いを指す。
(5)かなり意訳であるが、こうとしか解釈できない。
(6)ララアは性同一性障害にかかっていた(という説がある)。
(7)若いですね。
(8)葉っぱとは、各ページの隠喩。
(9)強引な解釈であるが、作者の意図を明確にするにはこれしかない。
(10)大団円、なんて甘美な響き・・・。

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2009/11/18 (Wed) テキスト庵に対する素朴な疑問

大発見をしてしまった柿柳です、こんばんは。

まずはクイズから始めよう。

(問1)現在のテキスト庵で、一番最新の登録番号を持つ輩は誰か。

(答1)管理人、もとい、ゆるい世話人、いや違った、運営者かもしれない【な】さん、である。


いやあ、これは大発見だな。最初の番号と最後の番号を占めるとは、さすが運営者である。この閉じた空間は見習いたい。

(問2)しかしこの最新番号の内容は、twitterではないか。段落文体ではないのではないか。運営者みずから、この定義を破っていいのか。

(答2)問いになってませんけど。詰問になってますけど。ま、一応、本人に代わって答えとくと、

(a) オレがルールブックだ。(この台詞も実は歴史的な経緯があるので、知らなかったら調べてね。)
(b) twitterじゃないもん、つぶやきだけじゃないもん、tiwitterをブログ化しただけだもん。
(c) 一行でも段落。

(問3)10執念記念の参加者が少ないようですが。

(答3)だから、問いになってないだろうって。「少ないのはなぜですか」と聞きなさい。ま、一応、本人に代わって答えとくと、

(a) ・・に人徳がない。
(b) 忘年会シーズンで忙しい。
(c) 誰が来るかわからないので不安(会いたくない人がいる)。
(d) ゆるいテキスト庵なので、あえてリアルで会う必要がない。
(e) オフライン・ミーティング(正式名称)の告知を見ていない。
(f) 紙袋かぶって参加していいですか。

(問4) (f)は答えになってませんけど。

(答4) おあとがよろしいようで。

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2009/11/16 (Mon) 1000個増やす!

どんどん物が増えていく柿柳です、こんばんは。

よしよし、いい傾向だぞ。物をもっともっと持って、人生に対する執着を増やそう。目指せ煩悩108越え。

そうだ、1000個、物を溜める! という企画にしてみるか。


今日増えた物。

(1)ビックコミック・スベリオール・・「あずみ」見てますよ。いつの間に、幕末編になったんだ。戦国時代の話じゃなかったの。すべりおーる、と書いたの、わかった?

(2)消しゴムのかす・・鉛筆で勉強中。

(3)人脈・・またまた人脈が増えちゃいました。

(4)約束・・またまたしなくてもいい約束をしちゃいました。

(5)しわ・・しわとしわで幸せ。

(6)貫禄・・別名、無駄な贅肉。

(7)生への執着・・解脱への道は遠い。解説じゃないよ。

こんなわけで7つも増えた。

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2009/11/14 (Sat) エッセイ

万城目学『ザ・万歩計』産業編集センター、2008.3 読了。

『鴨川ホルモー』で一躍有名になった作者のエッセイ集。なぜ馬鹿馬鹿しい話が生み出されるようになったのか、その背景の一端がわかる。

やはり大学時代に相当、放浪の旅を続けたようで、それが創作の源になっているのだろう。どれも軽妙な話が多く、エッセイとしては成功しているだろう。

さて、次はどんな作品になるのだろうか。まだホルモー関係しか読んでいないので、最新作も見てみるつもり。

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2009/11/10 (Tue) 逃亡者

折原一『逃亡者』文藝春秋 2009.8 読了。

久しぶりにミステリを読む。この作家の新刊はだいたいすべて読むのだが、分厚いので後回しにしていた。ようやく一息ついたので、読み始めるとなかなかおもしろく、3晩で読めてしまった。というよりも、かなりとばし読みであるが。

この話が現実の逃亡女を指しているのはわかっていた。しかしもう記憶のかなたにあり、改めて読了した後に検索してみると、ほとんどのエピソードが現実から拝借しているのがわかった。ここまで似せないでもいいのにな。

整形して逃げる女。執念の警察と夫。しかし時効の朝には驚愕の結末が。

折原の文章はねちねちねちと偏執狂だから、女性にはうけないと思う。偏執な男性にうけると思う。というわけで、わたくしには割合に好評だ。やはり文章には潤いがないので、物足りなくもあるが。

最後のどんでん返しであるが、まあそうなのかなということ。あっと驚くというよりは、執念の逃走劇を見るという方がよろしいだろう。

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2009/11/08 (Sun) 盗電と都電

オフ会に着ていく服と紙袋を今から選んでいる柿柳です、こんばんは。

今日は賢明なテキスト庵界隈のみなさまに、知恵を借りたい。常識の度合いを知りたい。盗電のことである。東電ではない。東京電力万歳。

さて、コンビニの外側にあるコンセントに携帯電話を充電していたら、捕まったという記事があった。自動販売機のコンセントも同様だ。そして、大学の教室において、携帯電話を充電したら、非常識な学生と言われた。これも既知な情報。

話を大学あるいは学校だけにしておこう。この充電行為は本当に盗電であり、非常識であり、糾弾されるべきなのだろうか、というのがわたくしの問題提起である。

というのも、研究者のほとんどは電子機器を最近は研究会に持ち込んでいて、そのほとんどにおいて、その会場の電源にぶちさす。電気を借りるつもりであるが、実は料金は払っていないから、現象としては電気を盗んでいることになる。

この行為と、学生の行為はどこが異なるのかどうか、教えて欲しい。ということだ。

学生に行為は享楽であり、教員の行為は研究活動であると強弁することもできるだろう。しかし今日、電子機器を用いた教育活動はいくらでもある。教室においては携帯電話で出席を取ったり、感想を書かせたり、アンケートを集計したり、という具合。ipodも縦横に使われる。そうした場合に、電源を大学が提供するのは当然ではないか。

というようなことを考えていくと、携帯電話の充電が盗電であるという条件はかなり絞られてくるのではないか、というようなことを考え出した。そうでないと、教員のパソコン充電が糾弾されてしまう。だいたいどこの場所も無線ランが走っているではないか。それは無料なのか?

というようなことを考えつつ、今日も学生に充電はやめとけよ、と脅す毎日であった(最後の行はフィクションです、教育委員会にたれ込むのは止めてくれ)。

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2009/11/07 (Sat) オフ会へ

オフ会に行くことを決意した柿柳です、こんばんは。

12月が楽しみだな。

ところでわたくしは人見知りである。しかも寂しがりやである。この両方があると、なかなか人付き合いが難しい。オフ会には行きたいが、素顔はさらしたくない。できれば匿名のまま、影も見せずにひっそりと座っていたい。

というわけで、紙袋をかぶって参加していいだろうか。目だけ穴を開けとくよ。

え、だめかい。

というわけで、オフ会はオフ会でも、別の秘密結社の話であった。ははは。

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