My days among the Dead are passed;
My thoughts are with the Dead; with them.
I live in long-past years.
My hopes are with the Dead; anon
My place with them will be,
And I with them shall travel on
Through all Futurity;
Yet leaving here a name, I trust,
That will not perish in the dust.
(拙訳)
使者たちの囀り
亡き者に囲われた日々。
亡き者に心を合わせ、
共に長く棲む。
亡き者に希望を託し、そして
亡き者の地に赴くだろう。
永遠の地へ、導かれていく。
だが、この地には穢れることなく続く
名を残しておきたい。
(解説)
・学者の日々を振り返る詩である。いきなり題名で、使者=死者 という二重意味を使う。
・学者はもともと、死者たちと交流している。死人の偉人の頭脳を甦らせる。その行為を囀りと呼ぶ。
・死期も近い。しかしもともと死んだような人生なのだから、いまさら死=詩 に近づこうとも、実はいつもの日々と変わりはない。
・ただし永遠の名だけは遺しておきたい。それは虚栄心でも神の恩寵でもある。a nameとは一般に名声であるが、ここでは神に呼ばれるcallingとしての名でもあり、ここでも二重意味の訳になっている。
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有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』山と渓谷社、2008.9 読了。
本格ミステリ畑では本当に珍しいことに、コンスタントに作品が出る作家。しかも質が高い。そしてこの人は長編だけでなく、短編も、そしてエッセイも書ける。今回は鉄道オタクであることを宣言するエッセイ。といっても、乗りテツということなので、乗っているだけで楽しいそうだ。
こちらはあまり鉄道には関心がないので、とは行っても、鉄道地図や時刻表でシミュレーションするのは別に苦ではないので、すらすらと飛ばしながら読めた。文字情報のすごいところは、今まで行ったことがない所でも、何とか想像がきかすことができるということだ。もちろん類推がきく範囲であるが。
ところで、前に【な】さんから指摘されたのだが、テキスト庵では、ミステリの書評というか感想だけでなく、本一般の感想でも読者の関心は薄いらしい。実際、テキスト庵でミステリのことを書いている人を滅多に見たことがない。ということは、逆に需要がないということだろうか。そんなにガチガチのミステリサイトを求めているわけでなく、もう少しおおらかに、ゆるやかにということだ。こちらももう少し、ミステリ関係の雑感を読みたいので、何か良いリンク集はないかね。
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「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」を見てきた柿柳です、こんばんは。
感想は後日にしておこう。ここでは、連想される妄想を綴ってみる。わたくしも同世代と同じく、激しくこのアニメに影響を受けた。特に「さらば宇宙戦艦ヤマト」の死生観には大きく左右され、徹夜して見た映画ちらついて、夜も眠れないほどであった。次に影響を受けたのは『方法序説』ぐらいだな。
さて純粋だった柿柳少年も、長じるにつれて次々とこのアニメが持つ負の側面を聞きたくないのに聞くハメになってきた。ハラキリ史観というのは別として、脱税は現在進行形であったし、何よりも企画・原案・総指揮の西崎某の醜聞がどんどん膨らんできた。そして覚醒剤・銃刀法違反で逮捕という失態。
あるいは手塚大先生のトリトンを西崎某が騙して奪ったという新告発も。
http://blog.goo.ne.jp/mcsammy/e/74eae7ddff12129853ef34561a80c477
その中で、キャラクターデザインの松本某との確執がついに表面化し、2人は原作権を争って互いに裁判沙汰に。今は痛み分けのような形で玉虫色に決着しているはずだ。この松本先生、なぜか別の訴訟も抱えていて、その相手先も覚醒剤で逮捕されていた。
ところでノリピー復活を忌み嫌う勢力もあるが、この西崎某はOKなんだろうか。銃刀法違反というさらにやばいこともやっておるのだが。やっぱり儲かるからいいのだろうか。ただこの映画の酷評を聞く限り、大赤字になりそうな気もするが。
http://www.interq.or.jp/gold/ynishi/
このサイトによれば、西崎某は囚人のときに、相原通信員を名乗っていたそうだ。大丈夫だろうか。相原君と言えば、わたくしの最もお気に入りのヤマトクルーであった。地球恋しさに規則を破って地球と交信してしまうが、それがが見ラスも罠と知って、わたくしも驚愕したものだ。何と人の心を操るにっくきガミラスよ。「さらば」でほとんど唯一生き残ったところもかっこよかった。その後、どうなったのだろう。
さて、このように仲の悪い西崎・松本の2人であるが、ロマン主義、という一点では共通性がある。しかしその発露の指向性が違う。西崎は死ぬための美学。松本は生きるための美学。前者は自己犠牲を内面的に強いて、大いなる大儀のために死ぬのが人の幸福と定義する。後者は自己の犠牲と他己の犠牲で揺れ動く生き様そのものが幸福と定義する。いずれも機械文明に対する対抗である。ロマン主義というあやうい一面が共有されたため、かろうじていくつかの共同作業が行われたのであった。
というようなことをつらつらと考えていた。
この映画では、森雪の声優が麻上洋子ではない。それは彼女が松本派だからである。30年の月日は残酷で、既に古代進の富山敬も、古代守の広川太一郎も、スターシャの平井道子も死んでしまった。麻上で検索していたら、彼女は講談師になっていた。
http://yokoharumi.com/
デスラーさんの伊武雅之も、今は名前を変えて俳優になってしまった。しかしこの復活篇では声優に復活。別の役であるが。
月日は残酷である、というのが結論であろう。
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急病中の柿柳です、こんばんは。
飲み過ぎ、という噂もある。
連載が途絶えたので、あらすじや登場人物表や煽り文句が編集部から届いた。
○帯
「この小説は事実に基づいたフィクションです。テキスト庵に君臨する奇才・柿柳准教授が最後に送る、悲しいまでの馬鹿馬鹿しいミステリ。犯人は既に判明、犯行も単純。いったい何が謎なのか、という点が最大の謎、という馬鹿馬鹿しいまでの悲しき熱帯。あなたはこの馬鹿馬鹿しさに耐えられるか。」
「なお。登場人物には実在のハンドルネームに限りなく似た人々が登場。実在のハンドルネームとはいっさい関わりがないが、それでも迷惑だ、登場したくない、という苦情はあらかじめ、編集部まで。柿柳大先生が英断を下すかもしれない。」
「読者よゆめゆめ騙されることなかれ。なんて一生で一度、言ってみたかったんだよね、とは柿柳先生の談。」
○登場人物表
柿柳:作者=探偵=犯人。テキスト庵に君臨する奇才。単に変人という噂も。
東京オフ会の面々(最初の犠牲者群、敬称略)
大阪オフ会の面々(次の犠牲者群、敬称略)
○ここまでのあらすじ
大好きなテキスト庵が10周年を迎える! 柿柳に天啓がひらめいたのはこの時であった。これを千載一遇のチャンスと呼ばないで、何とするか。これを逃せば10年待たなければならない。綿密に考えるわりには抜けたところがある柿柳は、綻びの目立つ粗い計画を立てるが、案の定、真相を察知される気配があった。オフ会までの不可解な事態も続くが、何とか明るく実行の運びに。
そして迎えたオフ会当日。楽しいはずのオフ会が次々に惨劇に変わる。青ざめる主催者。驚愕の出席者。阿鼻叫喚のオフ会場。(以下略)
*****
と、ここまで書いて、何だかめんどくさくなった。登場人物も
ころり:しゃべりたがる人。許せない芸能人が多い。
とり:
鹿しか以内:
youyou:
とか考えてみたけど、イメージの湧かない人もいて、難航。といわけで、中途半端に終了。
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作者急病のお知らせ。
<テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇>作者である柿柳先生、急病のため、今週号は連載できません。よい子は来週まで待っててね。このまま無限休止の場合もあるけど。仄聞するに、どうやら大阪付近で飲んだくれて、くだを巻いていたよう。
おいおい、こんなネタで引っ張るのかよ。オレはツンデレじゃないよ。
続きはこちらに↓
Twitterでつぶやいています。
http://twitter.com/kakiyanagi
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小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第1回連載)
「なぜだ・・・。完璧な<計画>だったはずなのに・・・。どこで間違ってしまったのだろうか」。<柿柳>はがっくりと頭を垂れ、冷たい床の感触を否応なく確かめた。
「あれは2009年8月か9月のことだった。テキスト庵が10周年を迎えるということで、ある<計画>が芽生えてきたのだ。最初は冗談のような思いつきだった。しかしこの<計画>は考えれば考えるほど、魅惑的に思えてきた。そう、あれは9月のことだった・・」。<柿柳>は問わず語りに、回想を始めた・・・。
(続く)かも?
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オフ会に駆けつけた柿柳です、こんばんは。
いや、楽しいですね。紙袋をかぶっているので、よくみんなの顔が見えなかったのですが、それはそれ。たいへん、有意義な時間を過ごさせて頂きました。この場を借りて、幹事の方々や参加者のみなさまに感謝いたします。
実はオフ会ネタというのがありまして、前から書こうと思っていたのですが、やはり大阪が終了するまでやめておこうと思います。というのも、全員を不愉快にすることうけあいの、なかなかのネタを思いついてしまったからです。1つだけヒントをあげると、double agentということですね。そしてこのように宣言したい。
読者よ、ゆめゆめ騙されることなかれ。
Twitterでつぶやいています。
http://twitter.com/kakiyanagi
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いろいろと忙しい柿柳です、こんばんは。
ところで、オフ会行く人が全然、誰も表明していない、というのはテキスト庵らしくて、なかなか香ばしい状態だよねえ。
さて、このところめっきりと更新の回数が減ってしまった柿柳だが、その理由は何だろうか。次の選択肢から正しいものを選べ。
(1)もちろん必殺仕分け人の下働きをしていたため。いやあ、本当に官僚をいぢめて、ひいひい言わせるのって楽しいですね。
(2)紙袋を物色していたため。だってもうすぐオフ会じゃないですか。何しろ穴があいてないとダメなんで、なかなかおしゃれなのがないんだよね。
(3)・・ハラ委員会の追訴を受けていたので、謹慎中でパソコンも取り上げられていたため。だって、最近権力関係でやかましいじゃないですか。
(4)シュウロンを書いていたため。締切、もうすぐなんですよ。今は社会人でも働きながらシュウロンも書けるので、わたくしもこの際に書いていたのですよ。ちなみにシュウロンというのは醜論のことでっか。臭論か、執論か、秀論か、讐論か、終論か。
(5)人生に飽きたため。ま、何にもやる気にならないんですよ。特に駄文を書き連ねる作業は。
(6)リアルが充実しすぎているため。実はここだけの話なんですが、再び今さらコンカツ活動してるんですよ。いやあ、女って本当に扱いにくいですね。
(7)この中に政界はない。
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