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2010/04/23 (Fri) ゆとり世代のボクたち

ゆとり世代の柿柳です、こんばんは。


何しろオレが若い時には、教育制度の大改革があって、それまでの徹底的詰め込み教育が批判され、徐々に徐々に学習指導要領の削減が段階的に行われていたのだった。それゆえ、いつも年長の先輩方に言われたものである。「きみたち、のんびりしていて、ゆとりがあるねえ」

そしてわたくしの指導教官筋にあたる大先生の友人でもある文化財勲章受章者、フィールド賞受賞者、日本学士院大勲位をもらった面々は、わたくしに間接的に言ったものである。「わたくしたちも、先輩方からはさんざん君たちは出来が悪いねえと嫌みを言われたもんだよ」


さて、ゆとり世代うんぬんの議論があるけど、我々昭和一桁世代、あるいは団塊の世代、あるいはシラケ世代、あるいは新人類オタク世代、あるいは団塊ジュニア世代のことを忘れてもらっちゃあ、困るねえ。団塊の世代は有名だけど、シラケ世代なんて傑作なネーミングじゃないか(ところで団塊って何だろう、団子のことか)。「しらけ鳥飛んでゆく南の空へーー」って歌もあったねえ。え、関係ないか。

シラケとは三無主義なのである。「無気力」「無責任」「無関心」というのが定説だ。しかし上には上がいるのだ。新人類バブル・オタク世代は、これを遙かに上回る「無感動」「無思想」「無能力」「無作法」「無定見」「無抵抗」「無批判」「無学力」「無教養」「無節操」を兼ね備えた完全無欠の存在なのだ。(とすると、次の団塊ジュニアはどうなっちゃうんだろう。)

なんだ、全部オレに当てはまるじゃないか。中でも、わたくしの完全なるポリシーは無感動だね。何も足さない、何も引かない、ただ無感動のみ。フフフ、盛者必衰の理ってことですよ。

さて、ラマルクによれば用不用による進化ということだから、人間はこうして進化しているのだ。用がないならば退化になるのだ。そういえば、ニュータイプ、という新しい概念も1979年に初めて発表されたではないか。

ところで話は変わるが、毎年4月の大学で交わされる普遍的な会話がある。2年生「おいおい、何でこんなに学食が混んでるんだよ、今年の1年って真面目じゃないか?」 定点観測する無感動な大学教授「おいおい、君たちも去年は当然、最初は出席率が良かったよ」

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2010/04/18 (Sun) 賞レース

両方のオフ会に参加した人は少なくともあと2人いますよ、と(高級アイスクリームに)囁いた柿柳です、こんばんは。


さて、ランキングを上げる作業にも疲れたので、そろそろ通常業務に戻りたい。賞レースも辞退したい。ダークホースらしいけど、そんな賞あったっけ。とりあえず書くことがないので、12/6のわたくしの記事を再録しておきたい。当初の目論見からどれほど乖離しただろうか。

「オフ会に駆けつけた柿柳です、こんばんは。

いや、楽しいですね。紙袋をかぶっているので、よくみんなの顔が見えなかったのですが、それはそれ。たいへん、有意義な時間を過ごさせて頂きました。この場を借りて、幹事の方々や参加者のみなさまに感謝いたします。


実はオフ会ネタというのがありまして、前から書こうと思っていたのですが、やはり大阪が終了するまでやめておこうと思います。というのも、全員を不愉快にすることうけあいの、なかなかのネタを思いついてしまったからです。1つだけヒントをあげると、double agentということですね。そしてこのように宣言したい。

読者よ、ゆめゆめ騙されることなかれ。



Twitterでつぶやいています。
http://twitter.com/kakiyanagi」

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2010/04/17 (Sat) とんがる

端の多い生涯を送ってきました、と懺悔した柿柳です、こんばんは。

そんなわたくしでも、「こいつは敵」ととんがる大学生やら、「そういうことをいうアナタは信用できない!」ととんがる高校生やらには、びっくりしますな。なにしろ、わたくしは生涯、一素直、として学生時代を過ごしたもんでねぇ。わたくしが唯一とんがっているのは、「とんがりコーン」が好きなことぐらいかな。あ、トンガって国も行きたいですね。

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2010/04/15 (Thu) いつまでも若い

いつまでも絶えることなく、と~もだちでいよう、とつぶやいた柿柳です、こんばんは。

「いつまでもデブと思うなよ」という本があった。売れたらしい。わたくしも買って勉強した。そしてわたくしは、わたくしをを含む若者に言いたい。「いつまでも若いと思うなよ」。


若い若いと思っていたが、こんなに年寄りとは知らなんだ。
若い若いと思っていたが、こんなに頭が硬いとはとは知らなんだ。
若い若いと思っていたが、こんなに想像力がないとは知らなんだ。
若い若いと思っていたが、こんなに無気力とは知らなんだ。
若い若いと思っていたが、こんなに非挑戦的とは知らなんだ。


頭が痛いねえ、こうした批判には。年齢的な若さなんか関係ないねえ。最初から思考が硬直的で、変化に対応できないどころか、最初から異なる見解を聞こうともせず、単に自分の信念とやら、自分の夢とやらに執着するだけで、若さであると信じている日々。

今日の日はさようなら、だな。

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2010/04/14 (Wed) 第10回連載

小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第10回連載)

第1回連載
作者急病のお知らせ
編集部からのお知らせ
第2回連載
第3回連載
第4回連載
第5回連載
作者詐病のお知らせ
第6回連載
第7回連載
第8回連載
最終回のお知らせ
第9回連載

エピローグ

「終わったな・・・」管理人である柿柳は満足げにうなずいた。「これでようやく10周年記念イベントも終わりだ。」

周到に練った計画であった。テキスト庵総合アクセス第1位になる、という動機には変わりがない。問題はどのような手段をとるかだ。当初は人気ブロガーを執筆不能にする、という手が有効だと真剣に考えた。しかしそれに加えて、別の方法も試してみるべきだろう、と思い直したのだ。

人気ブログの秘密は猫・女性・極論であると分類しておいた。実はもう1つある*。自己言及型ブログである。つまり、テキスト庵についての話題を書くと、確実にアクセス数は上がるのだ。特に昨年9月からは、オフ会ネタが目玉となっていた。それではこのネタをできるだけ引っ張ろう、と考えたのは自然であった。さっそく<小説>と称するネタを披露することにした。

(脚注*)実はもう1つの範疇にも人気がある。すなわち男の自炊写真ブログである。グルメ写真というよりも、自炊写真を載せると、なぜか受けがよい。

しかし、これでもまだ足りない。オフ会に来ない人気ブロガーはどうするのか。わたくしのブログを全く見ない人が多数ならどうするか。つまり、確実に第1位を奪取するにはどうしたら良いのだろうか。


ここで再び天啓がひらめいた。自分がテキスト庵の管理人そのものになれば良いのだ。人類補完計画ならぬ、管理人代替計画である。再び逆転の発想である。そうすればアクセスランキングなど、自由自在だ。

そうと決まれば、あとは準備するだけ。入れ替わりは長野の別荘で行われた。いきなり訪問したわたくしに、【な】さんはびっくりしたようだったが、わたくしのアイデアを聞くと、「なかなかいいねえ、そういう稚戯は」と賛成してくれた。スーパー同居人さんが予想以上にスーパーだったのでびっくりした。それもさらに嫉妬させる原因となった。

そう、少しの間だけ2人が入れ替わって、わたくしがテキスト庵の運営を肩代わりするという偽のアイデアである。【な】さんには、あくまで一時的なことであると信じ込ませた。

あとは色々な準備である。まずテキスト庵10周年記念を開催することを、わたくし自身が決断し告知した。だいたいゆるく、適当に、という本当の運営者ならば、オフ会など企画するだろうか? この時点で違和感を感じた読者もいたであろう。

次に、わたくしが失言したふりをして、運営者=【な】さん、であると暴露しておいた。これは今まで公然の秘密だったのだ。そしてわたくしが何も知らない善意の第三者であることの装いであった。本当は悪意の第一人者なのだが。

最後に、自分自身の姿がザブンクル加藤に似ていることを用い、運営者の容姿について偽の噂を流した。そして初めて会う人が「あーほんとに似ている」とわたくしを見て笑ったのには、逆に笑ってしまった。彼らはわたくしを管理人であると信じて疑わなかった。

さてこのようにして東京オフ会、大阪オフ会を開催した。ところが思わぬ事態になった。<柿柳>を演じていた【な】さん(偽者には< >が付いている)が、別名を使ってやはり出席したいというのである。2人が鉢合わせするのはまずかろうと思ったが、思い直して自由にさせた。新旧の管理人がオフ会で対峙しているなんて、そしてそれを誰も知らないなんて、すがすがしいではないか。こちらも穴あき紙袋人間をときどき演じて、【な】さんの肝を冷やさせた。


そしてオフ会の惨劇! すべては柿柳のシナリオ通りであった。毒をすり替えて無害な物に変えておいた、と信じていたオフ会参加者だが、取り替えられた容器にはもっと有害な物質が含まれていたのだ。すなわち強い酒である。これで二日酔いになった参加者は、まともなブログが書けなかったであろう。

運営者を演じていたわたくしは、その本心が出たのか、最初こそは「管理人じゃなくて運営者ですよ」と訂正させていたが、そのうち、わたくし=管理人、であることを当然のこととして振る舞った。もし【な】さんならば、管理人という呼称を使うはずがないではないか。

そして最後の禅問答。深遠かつ目くらましの論法を使い、【な】さんの精神を追い詰めていった。いや、その前にその精神には大変な負荷がかかっていたはずなのだ。何しろ、あの<柿柳>を演じるのである。実際、2009年9月からの柿柳ブログの更新はめっきりと減った。わたくしも新たな管理人業務で忙しかったこともあるし。再び2010年4月からラストスパートの連載を行うため、更新頻度を高めたのだ。


そう、こうして今に至る。連行されていった【な】さんは最後までこれが芝居であると信じていたようである。しかし、運営者さんよ、入れ替わりは一時的ではなく、永久的なのだ。いまこの瞬間からは、わたくしがテキスト庵の管理者なのだ。

「さて、ランキング・スクリプトをいじって、まずわたくしを総合1位にしておくか。次に新たな管理ルールを制定しよう。第1、テキスト庵関係者は猫好きであること。第2、1日2回、柿柳ブログに訪問すること、第3、・・・・・」

・・・柿柳はぶつぶつとつぶやき、永遠の相の下に埋没していった。最後に残された路傍の石には、なぜか次の文字が刻まれていた。

「テキスト庵、10周年、おめでとう」

完。

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2010/04/13 (Tue) 責められない

攻められない、ではなく責められないだったかと後悔した柿柳です、こんばんは。


わたくしは昨日、とあるブログを見ていた。そのブログは有名であり、アクセス数も多いが、誤字がないことで有名であった。しかしその日は大きなミスがあった。ありゃりゃ、珍しいな、と思って忙しかったのかな、と考えた。そして今日もう1回見てみたら、見事に直っていた。さすがである。


わたくしのブログは誤字だらけである。直すのが面倒なので、まあいいや、という確固たる主義を持っておる。ときどきおもしろく誤字変換されるので、放っておくのである。

ま、たいしてブログに力を入れていない、という少佐であろう。あ、中佐に昇進しましたか。最後は大差だっけ。

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2010/04/12 (Mon) サークル勧誘における男女差別と合コン

週間アクセス第5位を獲得した柿柳です、こんばんは。

フフフ、245ポイントを獲得し、自己最上位の第5位。空前絶後だね。なんと先週比、81位の急上昇。わたくしが本気を出せばこんなもんですよ。逆に言えば、毎日更新して、極上のネタをねちねちとここまで引っ張っても、まだ上位4人には相当な開きがあるな、ということがわかった。この4人には、つまらなくなれ~~~~~、という邪念を送っておいた。はは。


さて、雪見さんが憤っている、大学サークルの男女差別について。そうそう、有名大学であるほど、周辺の女子大学とサークルは連携していて、それゆえにその有名大学の女子学生を排除する傾向にあるのだ。

ただし排除されているのは女子学生だけではない、というのがわたくしの主張である。ここに1970年代以降に大学生活を送った1人の実例を挙げておこう。仮にその名前を<柿柳>としておく。かのお方は刻苦勉励の末、田舎県立大学から都会有名大学に合格した。ここで、「これでオレも青春を謳歌するぞ」という妄想が働いたとしても攻められない。

さて、その都会有名大学、仮にニコニコ大学(仮称)としておこうか、そこで激しいサークル勧誘活動が行われていた。もちろんかのお方も「テキトーな人数の男女がこじゃれたダイニングバーで下心をまさぐりあいながら酒を飲む」(by べるさん)イベントに興味があったとしても攻められない。

そこでオールシーズン・サークルに入ろうとしたわけだ。春は川下り、夏はテニス、秋はハイキング、冬はスキーという具合である(当時はスノーボートがなかった)。すべてやってしまおうという贅沢なサークルである。別名、単なる毎日が合コンサークルである。しかしだ、受付のやさ男はかのお方を一瞥すると、「もう男子は締切なんだよね」とうそぶいた。

なにお、そんな馬鹿な、と憤ったかのお方であるが、徐々に事情がわかってきた。女子学生だけでなく、男子学生も選抜されているのである。次の4つの類型に当てはまらないといけない。

(1)ハンサム(受付担当)、(2)当該スポーツがやたらうまい(トーナメント担当、その筋でも一流であることを誇示)、(3)おもろい(コンパ担当)、(4)金持ち(金づる担当、上流階級への道)

もちろんそのどの類型にも当てはまらなかったかのお方は、すごすごとサークル受付を背にして逃げ帰った。この煮え湯が彼をして、さらなる勉学を励む動機となったのである。そして学者になる、という道筋が見えた瞬間であった。そしてそれを実現した現在がある。

思い出してもムカツくな。あはは。

というわけで、中年になってからの合コンは、さらなる腹の探り合いがあって、ぎとぎと、ぎすぎす、しておもろいですよ。べるさんもどうぞ。




この物語はフィクションです。

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2010/04/11 (Sun) 第9回連載

小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第9回連載)

第1回連載
作者急病のお知らせ
編集部からのお知らせ
第2回連載
第3回連載
第4回連載
第5回連載
作者詐病のお知らせ
第6回連載
第7回連載
第8回連載
最終回のお知らせ

「なるほど、寂しかったんだね、<柿柳>さん」
「そうなんだ、わかってくれるか、管理人さん。毎日毎日つらいことばかり。学生には突き上げられるし、同僚にはいじめられるし、飲みに行く友達もいない。論文も書けなければ、授業評価も最低。さりとて大学行政でも冷や飯。これじゃあやけ酒飲んで、ふて寝する人生だったんだ」

「ふむ」
「だから、ブログを始めたわけなんだ。特にテキスト庵では温かい家族的な雰囲気があったし。ネットで起こりがちな罵倒とか無意味な論争もなかったし」

「いや、あなたは完全な思い違いをしているね」
「え、なに?」
「ブログを書くことで、ツイッターでつぶやくことで、何か世界とつながっているなんて、大いなる幻想だよ」
「そ、そんな。わたくしはテキスト庵のほんわかとした、のほほんとした、アナログ的な、幻想的共同体実在としての自己同一性(このへんが大学教授だねぇ)が好きなんだ。こんな寂しいボクも誰かとつながっていたいんだよ」

「フフ、まったく幻想だな。わかってないねぇ」その言葉に不審を抱いた<柿柳>が管理人に触れようとすると、バチッという音がして拒絶された。



「こ、これはATフィールド?」
「そう、君たちリリィはそう呼んでいるね。何人にも浸されざる聖なる領域。ブログは誰もが持っている心の壁だってことを」
「そんなのわからないよ、カオル君」

「いかにコメント機能を付けようが、トラックバックを張ろうが、いかにツイートしようが、それは幻想にすぎない。人はしょせん、一人っきり。パソコンやケータイの前で寂しく虚しく文字を打つ、寂然の世界、諸行無常の理だよ。」
「うそだうそだ、そんなの嘘だよ。他のすべての空間がそうでも、テキスト庵だけは違うよ」

「テキスト庵か・・・。この文字をひっくり返してごらん。Text Annの逆、すなわちAT、Absolute Territorial Fieldのことだよ。テキスト庵こそ、個別バラバラの主体がバラバラに寂しく集計されている存在なのさ。そのブログどおしは、実は絶対的境界領域によって交わることはないのだよ」

「そんなのわからないよ」
「生徒使徒とは等価値なんだよ。自らの死、それこそが絶対的自由なんだよ」
「カオル君、ぼくはぼくは君が何を言っているのか、まったくわからないよ」

「君が好きだってことさ」(ボーイズラブかよ)



<柿柳>はがっくりと肩を落とし、慟哭した。いつまでも絶えることのない慟哭であった。それを冷ややかに見ていた管理人は、やがて殺陣未遂の現行犯として連行されていく<柿柳>を無言で見送った。

そこには荒涼とした無限の空間が広がっていた。


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2010/04/10 (Sat) 最終回のお知らせ

○電車の中吊り広告より

「編集部からのお知らせ:

大不評のうちに連載を続けていた<小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇>、ついに最終回を迎えます。心してその日を迎えて下さい。あまりに苦情が多かったので、打ち切りってのが真相ですが、それはここだけの話ってことで。

 柿柳大先生のお言葉:

打ち切りは不本意だが、鹿田あるまい。わたくし自身は、テキスト庵史上に残る大トリックであったと自負している。

 最終回への予習:
 アニメ・エヴァンゲリオンTVシリーズ、第24話「最後のシ者」(特に下記リンクの3/3)を前提知識として使います。Youtubeに転がってますから、あらかじめ見ておいて下さい。」

ttp://eva7021.blog116.fc2.com/blog-entry-27.html


○登場人物表

柿柳:作者=探偵=犯人。テキスト庵に君臨する奇才。単に変人という噂も。
管理人=運営者:テキスト庵の管理人にして運営者。

東京オフ会の面々(最初の犠牲者群、敬称略)
大阪オフ会の面々(次の犠牲者群、敬称略)

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2010/04/09 (Fri) 立ち上げれ

立ち上がれ、柿柳、と叫んだ柿柳です、こんばんは。

ふにゃふにゃでもいい、キリッと育って欲しい。って、ハムの宣伝かい。あぐあぐ。


フォルツァ、イタリア!! という標語を思い出した。頑張れ、ニッポン、というところだろうか。もうそこまで気合いを入れないとダメになってしまったのか。

しかし立ち上がれ、と聞いて、ガンダムを思い浮かべる人がけっこういたのか。もちろんわたくしも思い浮かべたけど。でもテレビの主題歌はあまりおもしろくなかったな。再放送やDVDを見ていたから、いつの間にかオープニングは覚えてしまったけど。ガンダムの歌では、実は「哀・戦士たち」の方が好きだけど。「哀愁でいと」ではないよ。どっちもカラオケで歌えるけど。ま、こんな話をしても若い人にはわかってもらえないだろうけど。

あぐあぐ。ちうか、やぱし、酔っぱらいはダメだね。今日もやけ酒飲みすぎた。

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2010/04/08 (Thu) 第8回連載

小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第8回連載)

第1回連載
作者急病のお知らせ
編集部からのお知らせ
第2回連載
第3回連載
第4回連載
第5回連載
作者詐病のお知らせ
第6回連載
第7回連載

<柿柳>の独白

テキスト庵に登録したのは2002年、わたくしもかなりの古参になってしまった。10周年オフ会が告知されるまで、それはもう一生懸命にネタを探し、更新し、いろいろと凝ったものだった。しかしいっこうに人気が出ない。コメントもない。トラックバックもない。言及もない。何の反応もないとはこのことか、と寂しく思った。

当初は大学教授の匿名ブログなど珍しいのか、1日200件のアクセスがあったこともあったが、最近はめっきり減り、1日5件ぐらいが関の山。ツイッターをやってみても、フォロワーゼロ、フォローもゼロ。これまで8年間、営々と築いてきた総アクセス数も、どんどん新参者に抜かれる始末。

これはまずい、何とかしなければ、というのが煮えたぎる動機となった。わたくしの存在を、世に認めてもらって、温かく迎えてもらうにはどうしたらいいか。悶々と考えているうちに、だんだん人気ブログが憎くなってきた。何であんなに人気があるのだろう。

もちろんわたくしも冷静に分析はしていた。猫ブログ、女性のブログ(しかも微妙に愚痴ブログ)、極論ブログ、というのが人気の秘訣である。逆に、エロブログ(女性がひく)、何かの批評ブログ(おもしろくない)などはまったく受けないことがわかっていた。しかしこのブログは、中年男によるサッカーと推理小説という批評ブログじゃないか。しかも時々エロいし。猫も登場しない。

ではどうすれば良いのか。どうしたら、わたくしもテキスト庵の星になれるのか。ばりばり更新して、人気ブロガーになって、そしてそして。妄想は広がり、ついに1つの計画が焦点を結んできた。逆転の発想である。テキスト庵から、人気ブロガーを排除してしまえばよい。コロンブスの卵である。そこに10周年オフ会という千載一遇のチャンスである。多くの人気ブロガーが集まることが判明した。彼らを一気に執筆不能にしてしまえば、わたくしが相対的に人気者になる!

この考えにわたくしは捕らわれてしまったのである。もう後戻りはできない。そこで計画が立てられたのである。自分より総アクセス数が多い人が対象である。実はそうしたブロガーは11名しかいない。そのうち5名がオフ会に参加することを察知した。江草さん、くりさん、naguraさん、とこりさん、鹿田内さんである。

ここで2003年から2010年の総合ランキングを確認しておこう。計画時にはわたくしは第11位であったが、今は第12位に後退した。

テキスト庵総合ランキング

11名のうち、小町さん、Reikoさん、じっぽさんは既に更新を停止しているので、対象外となった(それゆえ、オフ会で実名を出したのである)。問題はオフ会に来ない人であった。クリタさんにはツイッターの存在を教えてあげて、ブログ更新を怠るように仕向けた(嘘です)。この試みはやがて本人に気づかれて挫折するが、一時期はブログの順位が下がって効果的であった。高樹さんはエロ系で唯一ランクインしているから、例外として無為としておいた。ミソジさんにはコンビニの楽しさを教え、ジスイを遠慮してもらった(嘘)。

こうして残ったのがオフ会の5人である。彼らさえ、彼らさえ、つまらないブログを書いてもらえれば、わたくしのブログ総アクセス数が、総合第1位になるのである。そう、そうなのだ。テキスト庵の星(幕間で仄めかした)とは、総合アクセス第1位という輝かしい地位である。これが欲しかったのだ。

これが動機である。わたくしは今、総合ランキングが第12位である。りなこさんにこの間抜かされてしまったが、この微妙な地位こそが、わたくしを狂気に駆り立てた実在なのである。

独白の終わり

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2010/04/07 (Wed) 第7回連載

読者が【な】さんだけから、雪見さんと猫一匹に増えた柿柳です、こんばんは。

そうか、猫も読んでいたのか。マタタビでも焚いておくか。とりあえずテンプレートを猫仕様にしておいた。

**************

小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第7回連載)

第1回連載
作者急病のお知らせ
編集部からのお知らせ
第2回連載
第3回連載
第4回連載
第5回連載
作者詐病のお知らせ
第6回連載


「さて、攻守交代といきますか」管理人はなぜか自信たっぷりに、名探偵のような口ぶりで話し始めた。
「<情報過多の法則>とはよく言ったものです、そこは褒めておきましょう。読者からすると、ボクもあなたも、固有名詞が与えられているという特権的な地位がある点では変わらないのですよ。」

「そ、そうだろうが、わたくしは名探偵として・・」
「ま、聞いて下さい。ボクは管理人として、全5188のブログ・サイトの更新状況を管理する立場にあります。」
「そりゃ、そうだろ」
「そこでテキスト庵10周年記念オフ会を仄めかした時から、不穏な動きを直ちに察知しました。それが、<柿柳>さん、あなたのことです。」

「な、なんのことかね」
「いかに別名でブログを登録しようが、IPアドレスやMACアドレスが同一では、バレバレですよ」
「なんだい、そのアイピーとかマクドとかって」

「そしてその別名ブログでも、本体サイトでも、しつこいぐらいに紙袋をかぶるだの、オフ会を楽しみにしているだの、はしゃぎぶりが目に付きました。これはおかしいな、と思わないほうがおかしいですよ」
「いや、わたくしは純粋に、テキスト庵の10周年を祝おうと・・・」
「そこでボクは他の出席者に密かに連絡し、<柿柳>には気をつけろ、と警告しておきました。」

「くそっ、そんな連携があったのか」
「そして当日です。東京オフ会であなたに注意していると、隙を見て毒物とおぼしき粉末を飲み物に入れたのがわかりました。あなたがトイレに立った隙に、すぐに容器を入れ替え、しかし絶命したふりをしてもらったのです。」
「な、なんと、入れ替えトリックか!」
「手段はわかったものの、何の目的か皆目見当が付かなかったからです。」

「毒を盛られた人には、その後もブログを控えてもらいました。計画がうまくいったと思い込ませたかったからです。盛られていない人には、いつも通りブログを更新してもらいました。」
「ちくしょう、まだブログは健在なのか・・・」
「そして大阪オフ会です。ここでもまったく同様に、容器をすり替え、事なきを得ました。」

その時、今までぴくりとも動かなかった3人が、いきなり立ち上がった。「フフフ、驚きましたか」「毒を盛ろうなんてね」「こりゃびっくりだ」

「ぐわっ!! そんな馬鹿な。確かに葬ったはずなのに!」
「そう、こんなわけですよ、<柿柳>さん。もういい加減に認めたらどうですか。このオフ会は、まさにあなたの裏切り行為を告発する罠だったわけです。さあ、テキスト庵から恩恵を得ているあなたが、なぜこんなことをしでかしたのか、その理由とやらを、教えてもらおうじゃないですか」


<柿柳>はがっくりと肩を落とし、今まで誰にも明らかにしたことがない動機をしゃべろうかどうか逡巡した。

つづく。


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2010/04/06 (Tue) 桜の季節

肢体の下には桜が埋まっている、と思っていた柿柳です、こんばんは。


心を入れ替えて毎日更新してみたけれど、書くことがない。桜はとうに散ってしまって、わたくしの心も桜散る状態。なんかいいことないかな。


通勤途中に路傍の石を見つけたので、しばし眺めてみた。こんなところで石さんも頑張ってるんだ、と思ったら、なぜか涙が出てきた。春はお別れの季節です、って誰かが唄っていたけれど、なぜか感傷的な季節です。さあ、今日から前向きに生きよう、と思って、今からボクは後進します。ハッとして振り返ったら、なぜか路傍の石は無言で、何も語りかけてくれなかった。

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2010/04/05 (Mon) 遠い星に

ついに読者が【な】さん1人になってしまった柿柳です、こんばんは。


小説:惨劇、読んでますかぁ======!!

いや、おもしろいねえ。あと何回、連載があるんだろ。どうなっちゃうんだろ。読者への挑戦も出たし。これは真面目に取り組んでみるか。


ぼかぁ、新学期になって誓ったね。ボクもいつかテキスト庵の星になるんだ。ばりばり更新して、読者をいっぱい集めて、ランキングも1位になって、そしてそして。ボクもいつかは。

バカね私はすぐに堕ちたりしないつもり
あきらめなさい
でも誘ってあげる

ねぇ・・・あなたに抱かれ
遠い星へと
旅してみたい


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2010/04/04 (Sun) 第6回連載

小説:テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇 (第6回連載)

第1回連載
作者急病のお知らせ
編集部からのお知らせ
第2回連載
第3回連載
第4回連載
第5回連載
作者詐病のお知らせ


はっと再び目覚めた。こ、ここはどこだろうか。頭痛が痛い・・・。

自分を見下しているぼんやりとした影を見ながら、ようやくここが梅田のDDHouseであり、大阪オフライン・ミーティング会場であることを思い出した。

「<かきや>・・、いや・・・さん、どうしたのですか」管理者だか運営者とおぼしき人が声をかけてくれた。
「い、いや、急に眠くなってね。・・・ところで皆さんはどうしたのですか」
「ごらんの通り、男性陣の何人かはつぶれて。女性陣はとっくに帰りましたよ」

「そ、そうですか」とわたくしは周りを見渡してみると、確かに死体のようにピクリとも動かない連中が、机につっぷして動かなくなっていた。「確か彼らの悲鳴を聞いたような・・・」
「悲鳴? 夢でも見てたんじゃないですか」

「はあ、とすると、意識があるのはあなたと2人だけですか」ここでわたくしはハッとした。生存者は2人だけ? 女性陣は先に帰っただと? 本当だろうか。。ぼんやりと疑惑が持ち上がり、それが徐々に徐々にある線を結び、ついにははっきりと真相がわかった気がした。

「そうか。この物語、読み切ったぞ」
「はあ?」

わたくしは往年の名探偵のように、登場人物を一同に集め、鹿爪らしくうなづき、一同を見渡して「さて、」と演説を始めることにした。

「さて、集まりの皆さん」(って、生存者はわたくしとあなたの2人しか残っていないけど)
「ずばり、この物語の真相をお話しします。名探偵・柿柳の手にかかれば、この程度の謎なぞ」
「な、何を言い出すのかね」

「生存者=犯人候補はここに2人しかいない。そしてわたくしは犯人ではない。ゆえにあなたが連続オフ会参加者殺人事件の犯人である。なに、簡単な台数ですよ」
「ちょ、ちょっと、・・・さん、いや<柿柳>さん、何を言い出すの」

「往生際が悪いね、管理人さん。ではもう少し推理を聞かせてあげよう」
「オレは管理人じゃなくて運営者だけど」
「さて、名探偵の推理方法に、<情報過多の法則>があるのはご存じかな。おや知らない? 教えて差し上げよう。本格推理小説のマナーだが、犯人は前から登場していて、しかも真相が明らかになった後、読者が納得しなくてはいけない。そこで、犯人候補の人々には、どうしても作者が余計な情報を付けて記述したがるものなのだよ」

「あっそ」
「そこでだ。オフ会参加者は完全に判明しているのに、なぜかすべて記号化されていた。AさんだのBさんだの、・・さんだの。明らかに人格化されているのは、管理人さん、あんたしかいないのだよ」
「君もね」
「いやわたくしは名探偵だから、除外される」(ま、古今東西、名探偵=犯人のパターンもあるけど)

「さらに理由がある。管理人さんはオフ会参加者のすべての情報を把握できる立場にある。好きな食べ物とか動物とかアレルギーとか。だいたいすべてブログに書いてあるし、何よりも個人情報は管理人に集まっているからね。更新パターンや日時もすべて記録されている」
「あっそ、じゃ、動機はなんだろうね」

「こればかりはさすがの名探偵もわからないが、おそらくテキスト庵の解体を狙ったテロ行為か、あるいは参加者の1人を抹殺するための「木を隠すのは森」の方式か。お、そうだ、この名探偵・柿柳の社会的抹殺を試みた周到な惨劇もありえるぞ。この惨劇の犯人をわたくしだとでっちあげ・・・」
「なるほど、そうきましたか」相手の目がキラリと光った気がした。

管理人はフッと笑い、まるで名探偵のように、手を広げた。


**********読者への挑戦******************

以上で、問題篇は終わりました。真相を見抜く手がかりはすべて完全に欠落しております。つまり、あなたはこの馬鹿馬鹿しい物語を直観によって説かなくてはいけません。


果たしてこのオフライン・ミーティングの真相は何か?
テキスト庵は今度、どうなるのか?

読者よ、ゆめゆめ騙されることなかれ。
*****************************************

つづく(まだ続くのかよ、もういい加減、やめたい)



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2010/04/03 (Sat) 作者詐病のお知らせ

作者詐病のお知らせ。

<テキスト庵オフライン・ミーティングの惨劇>作者である柿柳先生、詐病のため、今週号も原稿を落としました。許せませんね。連載できません。このまま無限休止の場合もあるけど。仄聞するに、どうやら大阪付近で飲んだくれて、くだを巻いていたよう。






読者よ、ゆめゆめ騙されることなかれ。





って、4月1日はもう過ぎたか。

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