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2010/11/04 (Thu) サッカーとミステリ

ジュビロ優勝に感激した柿柳です、こんばんは。


オレは何を隠そう、静岡出身なんだよね。ウソだけど。ジュビロの黄金期を知る者としては、久しぶりのナビスコ杯制覇という栄冠に、なぜか涙が出てくるんだよね。ウソだけど。

いやあ、この試合はなかなか良かったね。久しぶりに良いサッカーのゲームであった。5-3ということ、延長戦ということ、PKやFKが焦点だったこと、勝利寸前で逃げてしまったこと。スポーツの醍醐味を感じさせてくれる試合だった。

この文化の日は昔の体育の日と並んで特異日であるから、晴れることは必然。しかも良い試合が多かったね。早慶戦も日本シリーズもラグビーもバレーも、ダイジェストでちらっと観ただけだけれども、それぞれ興奮を隠せない試合となった。もともとどのチームもオレには関係ないけど。むしろスポーツというのは特定の集団を崇めない方が、よりよく楽しめる。特定の集団への信仰は、ただただエゴイズムになるだけ。その意味で、どんなスポーツでも楽しめる環境にありたいね。


***
閑話休題。

麻耶雄嵩『隻眼の少女』文藝春秋 2010.9 読了。

『貴族探偵』が数ヶ月前に出ていたから、奇跡的な連続出版。それほど寡作な作者なのである。そして噂に違わない完成度。ああ本格ミステリ愛好で良かった、という瞬間である。


隻眼の少女である。つまり片目である。18歳の美少女探偵である。ツンデレである。情けない大学生が振り回される。・・・これだけで大興奮ではないか。そして閉ざされた因習的な村で、首切りの連続殺人。美少女探偵が立ち上がり、快刀乱麻の推理合戦で、ついに巧緻な犯人を追い詰め、勝利する。。。。



なんて話のワケないだろ。恐れ多くも麻耶雄嵩だぞ。そんな単純な話のわけがない。


そして大どんでん返しの結末が待っていた。第一部は1985年。第二部は2003年。この構成こそ、すべての謎を解く鍵がある。前期クイーン問題、後期クイーン問題、それぞれを詰め込んだ名探偵論となる。すなわち、前者においては論理の可能性を追求した極限推理、後者においては名探偵の存在そのものを俎上に載せたメタ構成。


少々の難をあえて言うとすれば、推理の範囲と経緯が地味ということであろう。過去の本格作品とは違い、大トリックも奇妙な見立ても、やや欠ける。この部分は端正な推理の積み上げである。もう1つは登場人物がやや多すぎて、その割には類型化されていなくて、物語を追うのがやや退屈になるということ。

しかしその瑕疵を破るテーマ設定である。そして犯人像である。これは最高傑作とは言えないまでも、傑作と呼べるだろう。本年度本格ミステリ第一位の候補になるだろう。黄金本格には確実に選ばれる。

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