大崎梢『配達あかずきん』創元推理文庫 2009.3 読了。
元書店勤務のミステリ小説。いわゆる「日常の謎」系ミステリである。本好きの女性がいかにものおせっかいでほんのりしてちょっと焦る物語となる。いかにもである。これは男性が書ける分野ではない。だいたい本好きの男性書店勤務の人などいるのだろうか。・・・・いるだろうが、絵にならない。
短編集でデビュー作。ういういしさが残る筆致。アルバイトの女性店員がこれまた後輩の女子大生アルバイトとともに、書店にふりかかる数々の謎をほんわかと解いていく。
なるほど文体がすんなりしている。もっと読んでもよい作家だ。まだ3年ほどだが、既に10冊は上梓しているようだ。
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